『読書三酔』

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読書三酔

水谷三公(國學院大學教授)
ISBN:978-4-905497-09-7、四六判上製、288頁、本体価格2,200円
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雑誌『論座』での同名の連載を軸にした、本を肴にしたエッセイ集とでも申しましょうか。「書評集」と言うにはなんとももったいない一冊です。読者の皆さんは、読み進むうちに、熱燗を嗜みながら、著者とあれこれとおしゃべりするような感覚になるのではないでしょうか。本を読むには三度の楽しみがある、と著者の水谷先生は仰います。読んでみたいと思ったそのとき、読んでいるとき、そして読後。「読書は三度楽しみ、三度酔う。そんな思いが『読書三酔』の背後にある…」(本書まえがき)。巻末には、人名索引も付されます。計46本の書評を、4つの部に分けました。「江戸 遥かなり」「東も東、西も西」「王様と私たち」「日本人であることがむずかしい世の中」。どうぞご高覧ください。

【著者】水谷三公(みずたに・みつひろ)

1944年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。東京都立大学教授を経て、現在、國學院大学教授。専攻は行政学、日英近代政治。著書に『英国貴族と近代』(東京大学出版会)、『貴族の風景』(平凡社)、『王室・貴族・大衆』(中公新書)、『江戸は夢か』(ちくま学芸文庫)、『ラスキとその仲間』(中公叢書)、『日本の近代13 官僚の風貌』(中央公論新社)、『丸山眞男』(ちくま新書)などがある。

まえがき(PDFでご覧になれます)LinkIcon

江戸 遥かなり〉
――「よしの冊子」(一部がご覧になれます)LinkIcon
――森銑三『西鶴一家言』
――古今亭志ん生『びんぼう自慢』
――川路聖謨『寧府紀事』
――三田村鳶魚『御所役人に働きかける女スパイ』
――松崎慊堂『慊堂日暦』
――村松貞次郎『日本近代建築史ノート』
――「科学朝日」編『殿様生物学の系譜』
――有馬頼寧『政界道中記』
――河口慧海『チベット旅行記』

〈東も東、西も西〉
――ケヴィン・アンドリュース『イカロスの飛行』
――リリアン・ヘルマン『眠れない時代』/P・フィーブルマン『リリアン・ヘルマンの思い出』
――ジョン・コルヴィル『ダウニング街日記』
――ジョージ・オーウェル『オーウェル評論集』
――N・パーキンソン『パーキンソンの法則』
――R・クラーク『J・B・S・ホールデン』
――E・ウォー『大転落』
――A・J・P・テイラー『第二次世界大戦の起源』
――ヘレーン・ハンフ編著『チャリング・クロス街84番地』
――E・ゴッフマン『行為と演技』
――A. Wilson, War Gaming
――メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』
――『オックスフォード英語辞典』

〈王様と私たち〉
――李志綏『毛沢東の私生活』
――L・ハント『フランス革命の政治文化』
――W・N・アームストロング『カラカウア王のニッポン仰天旅行記』
――ホセ・ルイス・デ・ビラジョンガ『国王――スペイン国王ドン・ファン・カルロスⅠ世との対談』
――S. Bradford, GeorgeVI
――黄仁宇『万暦十五年』
――水谷三公『イギリス王室とメディア』

〈日本人であることがむずかしい世の中〉
――デニス・キーン『忘れられた国ニッポン』
――山本夏彦『私の岩波物語』
――吉本隆明『わが「転向」』
――「クレージー集落周游紀行」
――広津和郎『同時代の作家たち』/『松川裁判』
――ハーバート・パッシン『米陸軍日本語学校』
――柳田國男『不幸なる芸術』
――『芦田均日記』
――殿山泰司『三文役者あなあきい伝』
――三島由紀夫『絹と明察』
――山本七平『一下級将校の見た帝国陸軍』
――芹沢光治良『人間の運命』
――山口瞳『血涙十番勝負』
――木下恵介監督「二十四の瞳」
――村上泰亮『反古典の政治経済学要綱』
――岡義達『政治』(一部がご覧になれます)LinkIcon

本と私――あとがきにかえて(一部がご覧になれます)LinkIcon

人名索引(PDFでご覧になれます)LinkIcon

【書評・紹介】

●中央公論(2013.4月号)書評欄(評者:君塚直隆氏)