都市再開発から世界都市建設へ

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都市再開発から世界都市建設へ
――ロンドン・ドックランズ再開発史研究第44回藤田賞受賞)

川島佑介(茨城大学准教授)
ISBN:978-4-905497-57-8、260頁、本体価格:3,900円

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都市における政府の役割とは何か――。
ロンドン・ドックランズの再開発史を多角的に分析。中央政府と地方自治体の「政策選択」を歴史的視点で解明する意欲作。

【目次】
はじめに

第1章 ドックランズ再開発とは何だったのか――本書の課題
 第1節 政策選択の解明――第一の課題
 第2節 政策選択はなぜ変化するのか――第二の課題

第2章 ドックランズ再開発をどう見るか――本書の分析視角
 第1節 中央政府と地方自治体の政策選択の違い
 第2節 二重国家論と都市間競争論
 第3節 本書の分析枠組と仮説――可変的都市間競争論

第3章 旧住民に寄り添う地方自治体、経済に専念するLDDC――前期ドックランズ再開発の政策選択
 第1節 中央政府による地方自治体への強い介入
 第2節 旧住民の生活を守ろうとする地方自治体
 第3節 経済成長に専念するLDDC
 補 論 LDDCの収入・支出についての補足

第4章 激しい対立とLDDCの勝利――前期ドッグランズ再開発の政治過程
 第1節 地方自治体とLDDCの全面対決
 第2節 経済面に偏った前期再開発
 小 括 前期ドックランズ再開発とは何だったのか

第5章 LDDCに接近する地方自治体、大きく旋回するLDDC――後期ドックランズ再開発の政策選択
 第1節 中央政府による介入の弱化
 第2節 経済成長に傾く地方自治体
 第3節 複雑化するLDDCの政策選択

第6章 対立の鎮静化と世界都市の完成――後期ドックランズ再開発の政治過程と都市建設
 第1節 地方自治体とLDDCの和解
 第2節 世界都市建設と住民への配慮
 小 括 後期ドックランズ再開発とは何だったのか

おわりに

【著者】
川島 佑介(かわしま・ゆうすけ)
1983年岐阜県生まれ。2006年名古屋大学法学部卒業、2013年名古屋大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了。博士(法学)。
名古屋大学大学院法学研究科学術研究員・名古屋外国語大学他非常勤講師を経て、現在茨城大学准教授。
主な論文に、「地区計画の理念と運用実態の変遷――事例研究:名古屋市」(『都市問題』第97巻第9号、2006年9月)、「生活保護行政と福祉マグネット」(『季刊行政管理研究』第151号、2015年9月)、「必然でも偶然でもなく――1995年「世界都市博覧会」中止の政治学的分析」(『名古屋大学法政論集』第269号、2017年1月)、「米国における危機管理の一元化への歩み」(『防衛学研究』第56号、2017年3月)。

※《第44回 藤田賞 受賞》