歴史のなかのドイツ外交

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歴史のなかのドイツ外交

板橋拓己・妹尾哲志編著
ISBN:978-4-905497-76‐9、350頁、本体価格:3,000円
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気鋭の研究者6名が、第二帝政期から現代に至るドイツ外交の〝転換点〟に焦点を当て、新たなドイツ外交史像を描いた力作。

《目次》

序 論


第1章 ビスマルク外交から「新航路」政策へ――ヘルゴラント・ザンジバル協定にみるドイツ外交の継承と変容――【飯田 洋介】

はじめに
1 ビスマルク外交におけるヘルゴラント
2 ビスマルク外交における東アフリカ――連携と衝突
3 カプリーヴィ政権下での条約交渉
おわりに――ドイツ外交におけるヘルゴラント・ザンジバル協定の位置づけ

第2章 シュトレーゼマン外交の東方政策――ドイツ・ポーランド清算協定を中心に――【北村 厚】

はじめに
1 戦間期ポーランドにおけるドイツ人マイノリティ問題
2 シュトレーゼマン外交とマイノリティ保護政策
3 ドイツ・ポーランド清算交渉の展開
4 国際連盟での攻勢とドイツ・ポーランド清算協定の締結
おわりに

第3章 「西側結合」と「宰相民主主義」――ルクセンブルク補償協定をめぐるアデナウアー外交――【板橋 拓己】

はじめに
1 「接近と和解」に向けて
2 「危機の連続」の交渉
3 協定批准をめぐる争い
おわりに

第4章 ブラントの「東方政策」と対ポーランド関係――ワルシャワ条約調印への道――【妹尾 哲志】

はじめに
1 戦後西ドイツ外交と対ポーランド関係
2 ブラント政権の「東方政策」とワルシャワ条約調印への道
おわりに――戦後独ポ関係改善の土台として

第5章 東ドイツ外交の成果と限界――両独基本条約交渉(一九六九~七二年)を例に――【河合 信晴】

はじめに――東ドイツ外交はドイツ外交の逸脱例なのか?
1 一九六〇年代後半における東ドイツをめぐる国際環境
2 両独首脳会談の開催と「冷却期間」(Denkpause)
3 権力交代と両独交渉の進展
4 両独基本条約交渉と東ドイツ外交
おわりに――東ドイツ外交の成果とその位置づけ

第6章 「回帰」する歴史?――統一ドイツ外交政策論争における「覇権国」の位相――【葛谷 彩】

はじめに
1 シェーンベルガー「意に反した覇権国」をめぐる論争
2 ゲッペルト:「半覇権国」のディレンマとしての「ドイツ問題」の再来
3 クンドナニ「ドイツのパワーの逆説」:地経学的半覇権国としてのドイツ
4 ミュンクラー「中央に位置する大国」:地政学の復活?
おわりに

あとがき
索引(人名・事項)

【編著者・執筆者】

板橋拓己(いたばし・たくみ)
成蹊大学法学部教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)

妹尾 哲志(せのお・てつじ)
専修大学法学部教授。ボン大学哲学部政治学科博士課程修了。Dr. phil. (Politische Wissenschaft)

飯田 洋介(いいだ・ようすけ)
岡山大学大学院教育学研究科准教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)

北村 厚(きたむら・あつし)
神戸学院大学人文学部准教授。九州大学大学院法学研究院博士後期課程単位取得済退学。博士(法学)

河合 信晴(かわい・のぶはる)
広島大学大学院総合科学研究科講師。ロストック大学哲学部歴史学研究所博士課程修了。Dr. Phil (Zeitgeschichte) [博士(現代史)]

葛谷 彩(くずや・あや)
明治学院大学法学部准教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(法学)